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毎日が勝負飯、「普通にうまいが、一日を幸せにする」 Posted on 2026/04/20 辻 仁成 作家 パリ

毎日が勝負飯、「普通にうまいが、一日を幸せにする」

おつかれさまです。
フランスはまだ日曜日の午後ですが、今、日本は20日、月曜日になりましたね。時差の世界で生きています。
この日記は、いつも日本時間の0時を目指して、一つ、アップさせてもらっているんですが、お気づきでしたか?
日本を思う気持ちで、新しい一日に必ず一本提出、を心がけています。笑。
日課ですね。そして、ぼくの生存確認にもなります。
どうぞ、生きている限り、お互い、お付き合いください。
さて、いつも美味しそうなものを食べている父ちゃんですが、実際は美味しそうなものを頑張って日記にあげている感じで、それ以外の時は、それなりに美味しい普通のものを食べています。
たとえば、昨夜は、日本の「まいばすけっと」で買いました生麺(醤油ラーメン極太麺)そして、今日のランチは「パセリ、枝豆、コーン、ファラフェル、穀物ライス、にんじんのサラダボウル」でした。
ラーメンは、同じく「まいばすけっと」で購入させていただきましたチャーシュー入りです。半熟卵とメンマをいれて、もう、贅沢~な仕上がり。
フランスだと、こういうのはご馳走になります。
で、今日は、日曜日だったので、胃を休めたく、サラダボウル(フランス人が大好きなメニュー)を頂きました。
これも、普通だけれどとっても美味しくて、個人的には健康志向爆発なメニューですね。(父ちゃんはパセリが大好物!)

毎日が勝負飯、「普通にうまいが、一日を幸せにする」

毎日が勝負飯、「普通にうまいが、一日を幸せにする」

小説「泡」のゲラ初稿直しが終わったので、明日、修正箇所846か所分の写真データをラインで鯉沼さんに送るんですが、846か所ですからね、今日はやめます。あはは。
で、三四郎と海に遊びに行きました。
英仏海峡、今日も美しかったです。
帰り道、
「ムッシュー!」
と若い女性の声がしたので、振り返ると、ワンピースを着た3人娘が車から乗りだすように座っていて、こちらに手を振っています。目の前で止まったので、何事か、と思ったら、
「その小犬、めっちゃかわいいわねー!」
ですって。思わず、映画のワンシーンのようで、慌てて携帯を取り出し、記念撮影をしました。
ノルマンディって、こういう世界なんですよ。面白いでしょ?

毎日が勝負飯、「普通にうまいが、一日を幸せにする」

毎日が勝負飯、「普通にうまいが、一日を幸せにする」

毎日が勝負飯、「普通にうまいが、一日を幸せにする」

午後、家に帰った父ちゃんは、梱包した作品の箱にフィルム(業務用のサランらプですね)を巻いて、フラジャイルのシールを施し、最後に麻の縄で縛って運送屋さんが持ちやすくなるようにしたのでーす。
戦争の先行きが見えないので、急いで日本に輸送をします。こういうでかい箱が、あと、5,6箱は梱包しないとならないので、ふー、しばらく休みなしです。
正直、絵を描いている方がだんぜん楽ですね。

ということで、実は「毎日が勝負飯」と謡っていますが、実際には、シンプルなものが美味しかったりします、というお話です。
今日はそれが言いたかったわけです。

しかし、海沿いのカフェに入って、ビール頼んで、クロックアペロ、を注文したりして、夕方につまみ食いというのも、これまた最高なんです。人が作ってくれるもの、やっぱり、嬉しいですねー。ありがと、ステファン!
ぷはー、クロック・アペロ、最高でした!
ボナペティ!

毎日が勝負飯、「普通にうまいが、一日を幸せにする」

アペロの時間に、食べやすいサイズにカットしたクロックムッシュのことを、ある地域では、クロックアペロ、といいます。というか、で、通じる! あはは。
「クロックアペロしたい。ビールもね」
こういう注文の仕方です。

毎日が勝負飯、「普通にうまいが、一日を幸せにする」

毎日が勝負飯、「普通にうまいが、一日を幸せにする」

近況のようなもの。
まだ、作品が日本に送れるかわからないので、1,2週間はドキドキが続きますね。はい、夏の個展は、8月5日から11日(祝日)まで、三越日本橋本店、6階、特選画廊全面にて、開催されます。
10月22,23,24,25日は、シャンゼリゼ大通りの突き当りあのコンコルド広場のど真ん中に出来る特設会場にて、モダンアートフェア、参加。6メートルの壁に展示予定っす。
11月5日から、リヨンでの個展が3週間、開催されます。
お近くにお越しの際には、どうぞ、よろしくお願いします。

毎日が勝負飯、「普通にうまいが、一日を幸せにする」

辻仁成 Art Gallery
帝京×パリ・オンラインアートカレッジ

毎日が勝負飯、「普通にうまいが、一日を幸せにする」

Posted by 辻 仁成

辻 仁成

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Hitonari Tsuji
作家、画家、旅人。パリ在住。パリで毎年個展開催中。1997年には「海峡の光」で芥川賞を受賞。1999年に「白仏」でフランスの代表的な文学賞「フェミナ賞・外国小説賞」を日本人として唯一受賞。愛犬の名前は、三四郎。