PANORAMA STORIES
毎日が勝負飯、「ふきのとうのパスタ」 Posted on 2026/04/22 辻 仁成 作家 パリ
おつかれさまです。
前回、日本滞在時に、知り合いからいただいた「ふきのとうの味噌」なんですが、あまりこういうものを食べる機会がないので、笑、どうやって食べていいのかわからなくて、白ごはんに載せて食べてみたら、正直、あまり美味しいとは思わなかったんです。
それで、じっと見つめ、これ違うな、と思って、まず、香りを嗅いでみたら、いい香りなんですよ。
じゃあ、ぜったいに美味しく食べられるはずだ、と思って、パンに塗って食べてみたら、美味しかったんです。
それでちょっとオリーブオイルを足してみたら、さらに、おいしくなって・・・。で、たどり着いたのが「ふきのとう味噌のパスタ」でした。
これね、びっくりするくらいに、うまいんですよ。
生クリームやオリーブオイルとの相性は間違いないです。
なんだ、これじゃん、と思ったので、はい、愛情料理研究家の父ちゃんが作った「ふきのとう味噌のパスタ」やってみましょう!!!


材料は、
鶏肉、胸肉でいいです。できれば、前の日に、マリネにしときましょう。
唐辛子、
生クリーム、
にんにく、
アンチョビ、
白ワイン、
レモン、
スパゲッティ、なんでもいいです!
かな、、、、

この辺は、ペペロンチーノと一緒。
オリーブオイルにニンニクなどの香りを移します。

鶏肉はミンチにしてください。
トマト切包丁、パン切包丁で、やると、いい感じのミンチが出来ます。別に日本だと鳥のひき肉売ってますよね。フランスはないので、パン切包丁でやります。


生クリームとか白ワインで、コクを。
硬茹でにしたパスタをここに投入し、ふきのとう味噌を好きなだけ、いれますが、けっこう塩分が強いので、加減はしてください。なので、父ちゃんは塩はいれていません。黒胡椒だけ。

最後に盛り付けたあと、レモンを絞りました。
ふきのとう味噌との相性、よかったです。
はい、完成です。
香りが素晴らしい。味も、なんだろう、イカ墨のパスタのような濃度のある、コクのある、香り立つ、パスタになりました。
あああああ、春だね。
ボナペティ!!!!

近況のようなもの。
三四郎と海辺のカフェにいきました。小説「泡」でラストに出てくる海辺のカフェのモデル・・・。
沈む夕陽が美しかったです。
なのに、戦争の世界、もう、きついですね、ニュースを見るのが・・・。
円が急落しています。このままだと、190円もまもなく。ぼくがフランスで暮らしだして2001年、1ユーロ100円だったから、円の力はほぼ半減してしまいますね・・・。
明るい話題を求める日々です。
☆
夏の個展は、8月5日から11日(祝日)まで、三越日本橋本店、6階、特選画廊全面にて、開催されます。
10月22,23,24,25日は、シャンゼリゼ大通りの突き当りあのコンコルド広場のど真ん中に出来る特設会場にて、モダンアートフェア、参加。6メートルの壁に展示予定っす。
11月5日から、リヨンでの個展が3週間、開催されます。この辺はまだ先なので、近づいたらね。


Posted by 辻 仁成
辻 仁成
▷記事一覧Hitonari Tsuji
作家、画家、旅人。パリ在住。パリで毎年個展開催中。1997年には「海峡の光」で芥川賞を受賞。1999年に「白仏」でフランスの代表的な文学賞「フェミナ賞・外国小説賞」を日本人として唯一受賞。愛犬の名前は、三四郎。



