PANORAMA STORIES
父ちゃんの普段着飯、「豆腐キャラメリゼ丼が小さな反響に」 Posted on 2026/07/11 辻 仁成 作家 パリ
おつかれさまです。
先の日記で書いたように、人生初の名刺を配って歩いた父ちゃん、なのですが、事務所に顔を出すと、窓口担当の岡っちが、
「先生、なんか、この間の記事、小さくバズってますよ」
というので、DSの分析サイトを覗いて、ちょっと、びっくり!
「普段着飯の豆腐のキャラメリゼが読まれています。見てください。普段の3~4倍くらいの人が閲覧しているんです」
「えええ、ほえー、マジか~」
「はい、普段着飯がスタートしてからじわじわっと閲覧数が増えていて、少し前の、ザーサイでちょっと急カーブが出来、その後の豆腐のキャラメリゼで、ぐんと伸びました。このカーブ、すごいです。最近、下火でしたからね、長年の低空飛行、今まで、おつかれさまです」
岡っちは、長谷っちの後輩なので、ちょっと口が悪いんですが、悪気はありません。うちのスタッフはみんな言うことをはっきり口にする連中ばかりでして・・・。あはは。
でも、豆腐のキャラメリゼ、マジで美味しいですからね、一応、こちらに、レシピを載せた回のURLを貼っておきますので、まだやってない皆さん、ぜひ、やってみてくださいね!
最近も作りましたが、こんな感じの料理になります。木綿豆腐の硬めのやつを千切って、オーブンでカリカリに焼くスタイルです。フランスの若者たちのあいだで、この種の料理が人気で、ぼくがオリジナルを創作したわけじゃありません。ただ、日本用にアレンジはしております。
オーブンで、水分を飛ばして、チキンナゲットとかヤムヤムチキンのような食感にするのが、大きなコツなんです。実はこの作り方を最初に教えてくれたのが、うちのジャパンストーリー編集部のニーナちゃんでした。本業はデジタルデザイナーです。

ということで、デザインストーリーズがちょっとでも多くの人のキッチンに明るいヒントを提供出来ている、と知ることが出来、喜んでいる父ちゃんですが、実は、父ちゃん、フランスでもウェブサイトをやっています。「JAPAN STOROIES」というフランス語のサイトで、フランス人に向けた日本を紹介するウェブマガジンなんです。
先日、ニーナちゃん経由で、
「先生、日本のコメディアンの人から売り込みがありました」
と連絡があったんです。
「え、どなた?」
「TETSUJI]
「知らない」
ところが、岡っちとか、うちのマネージャーはよく知る大物お笑い芸人さんだったんですよね。・・・とかいう二人組のコメディアンさんで、その方が、ずっと日本酒を生産しているんだとか、で、フランスで広めたい、というか、世界に出たいんだ、と思われます。いいですねー。
「いや、どうなんだろうね」
「先生、でも、ご本人が記事を書いてきたので、私が翻訳をやりました。いい記事ですよ、読んでもらえますか?」
というので、読んだら、面白かったので、配信を決断しました。
芸人さんだから、出すのじゃなく、この人はちゃんと日本酒造りにこだわりがあり、素晴らしい仲間たちに囲まれているから、ちょっと応援したくなりました。
JAPAN STORIESが、てつじさんにどれくらいいい影響をおよぼせるか、わかりませんが、ご本人は配信された記事を大変喜ばれたそうで、はい、よかったです。
なんでも、自分を広めたい、と思う人の、純粋な気持ちは応援したいじゃないですか、ぼくも人生ではじめてビジネスQRカードを作ったわけですし、思いは一緒です。
とういうことで、お笑い芸人、てつじさんが真剣に取り組んでいる酒造りの記事、仏文ですが、写真がかなりいいんで、ぜひ、眺めてみてください。こちらをクリックで見れますよ。
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父ちゃんの独り言、&、近況のようなもの。
そういえば、ぼくの友人のしまちゃんの奥さん、FUKUMIさんから、昨日、「あのザーサイを考えた人、天才」とラインが届いていました。これも、普段着飯で扱った「ブロッコリーの芯で作るザーサイ」なんですが、パリの台湾料理店、EBOISの劉シェフから教わったのでした。
これ、マジで、美味いんで、ぜひ、やってみてください。ブロッコリーは捨てるところありませんので・・・。笑。
☆
さて、8月5日から11日まで、三越日本橋本店、特選画廊全面にて、辻仁成展「鏡花水月」やります。たぶん、父ちゃんは連日、顔を出す予定ですが、何時頃に顔をだすかは、その日の仕事次第になります。まだ少し先なので、また、詳しく、ご案内いたします。5日の午前中だけ、入場制限があるようなので、どうしても初日、午前中に御覧になられたい皆さんは、お手数ですが、三越本店特選画廊にお問い合わせください。12時過ぎからは普通に誰でもご覧になれますので、慌てず、お越しください。えいえいおー。


Posted by 辻 仁成
辻 仁成
▷記事一覧Hitonari Tsuji
作家、画家、旅人。パリ在住。パリで毎年個展開催中。1997年には「海峡の光」で芥川賞を受賞。1999年に「白仏」でフランスの代表的な文学賞「フェミナ賞・外国小説賞」を日本人として唯一受賞。愛犬の名前は、三四郎。



