PANORAMA STORIES
父ちゃんの普段着飯、「めちゃ美味い! 豆腐のキャラメリゼ」 Posted on 2026/07/05 辻 仁成 作家 パリ
おつかれさまです。
最近、一部のフランスの若者たちのあいだで、面白い豆腐料理が静かなブームになっています。うちに出入りしている画学生さんから、聞いて、教えてもらいました。これが、マジで、めっちゃ、美味しかったんです。
ぜひ、やってもらいたいのですが、注意点がいくつかあります。
柔らかい絹豆腐ではできません。硬い木綿豆腐でやります。ここは最大のポイントになります。
で、木綿豆腐の中でも、掴んで「おお、硬いな」というものを選んでください。千切って、作るからです。(在仏の方は、ナチュラリアのトーフ・ナチュールとか、おすすめ。日本だと、硬豆腐というのがいいかもしれませんが、でも、硬めの木綿豆腐で行けるはずです)
要は、水分を飛ばさないとならないんです。フランスの豆腐は水分がないものが多いので、これが流行ったんだと思いますが、個人的には、木綿豆腐の硬めのやつだったら、素晴らしい状態で出来ると思います。何で、この説明が重要かというと、作れば分かるんですが、チキンフライ、ナゲットみたいになるんですよ。豆腐が!!!!!
ともかく、前回、ここで紹介した「ヤムヤムチキン」を超える美味しさなんです。豆腐なのに!!!!
☆
さっそくやってみましょう!!!!!!

木綿豆腐250g。フランスのこの手の豆腐は落としたって崩れやしないくらいの固さです。硬めの豆腐、探してください。しつこいようですが・・・。

手で上品なひと口サイズ程度に千切っていきます。

そこに、醤油大さじ2、油大さじ半分。こしょうたっぷり、塩少々を加えざっくり混ぜます。


そこにコーンスターチを大さじ2くらい入れて絡ませて下さい。

180度に予熱したオーブンで焼きます。15分くらい。時々、5分に一度くらいの頻度で、満遍なく返してカリカリに焼いて下さい。このカリカリが大事です。ぼくは16分くらいやったかな・・・。

はい、焼けた。

これは、アガベシロップです。砂糖の代わりによく使います。便利だし、優しい甘さです。ぜひ、常備してみて。ない場合は、砂糖でもいいし、はちみつでも、いいですよ。

しょうがのすりおろし小さじ1くらい、オイスターソース大さじ1、醤油大さじ2、アガベシロップ大さじ2、唐辛子少々、熱湯100mlを混ぜておきます。

フライパンに移して火にかけ、沸騰したら水で溶いた片栗粉を入れてとろみをつけます。しっかり目にとろみがついたら、カリカリに焼けた豆腐をここにぶっこんで、絡ませて、完成。

ネギやコリアンダー、胡麻で飾って。ネギは絶対あった方がいいです。
これが、びっくりするくらい、美味い、アジア飯なんです。目玉焼きとかを添えてもいいですし、辛いものを振りかけてもいいです。お好みで、やってみてね!
☆
はい、ボナペティ!!!!
父ちゃんの独り言、&、近況のようなもの。
今日はあっさりと個展情報だけかな、・・・。ずっと料理していたので!
8月5日から11日まで、三越の日本橋本店、6階の特選画廊で、美術館風にした辻仁成展「鏡花水月」を開催いたします。父ちゃんも出来るだけ、いるようにしますので、涼みに、お越しください。笑。

Posted by 辻 仁成
辻 仁成
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作家、画家、旅人。パリ在住。パリで毎年個展開催中。1997年には「海峡の光」で芥川賞を受賞。1999年に「白仏」でフランスの代表的な文学賞「フェミナ賞・外国小説賞」を日本人として唯一受賞。愛犬の名前は、三四郎。



