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ロンドン最新情報「英国は6/21までに条件付きながら元の世界再開を目指す!」 Posted on 2021/04/12 Design Stories  

ロンドンを含むイングランドでは、政府が2月に発表した「ロックダウン緩和のロードマップ」の新たな段階として、今日からほぼ4カ月ぶりにすべてのショップや美容室、屋内ジムの営業と、レストランやパブの屋外席での営業が許可された。
そのほか、動物園やテーマパーク、図書館、コミュニティーセンターが再開されるほか、同世帯の家族がイングランド・ウエールズ域内で泊まりがけの旅行に行くこと(ただし独立型の宿泊施設に限る)、屋内での子どものスポーツなどの活動、運転教習が許可される。
政府はコロナウイルスの感染率や死亡率の低下、ワクチン接種の進展などを条件に段階的に規制緩和を進めており、これまで学校再開に続いて、屋外で6人または2世帯までが会うことや屋外スポーツが許可されていた。

今日からは本格的な経済活動再開の第一歩となる。政府は規制緩和にあたって「日付ではなくデータに従う」方針を示しているが、これまでのところ、2月に発表されていた最も早い日付で実現している。
次回の緩和は早くて5月17日の予定で、レストランやパブの屋内席での営業、映画館や劇場の再開が許可されるほか、海外への観光での渡航も条件付きで許可される。
最終段階としては、早くて6月21日にソーシャルディスタンスの条件付きですべての活動が再開される計画だ。
ロックダウン緩和にあたり、当初は特に学校再開とともに感染者や死亡者がある程度増加することは避けられないとの見方が出ていたが、実際には他の規制やワクチン接種が功を奏し、順調に改善を続けてきた。

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一方で、アストラゼネカ社製のワクチン接種について、医薬品・医療製品規制庁(MHRA)の調査により、2000万回のワクチン接種により79人に血栓が生じ、うち19人が死亡したことが明らかになった。
これを受けて政府は7日、30歳未満の若者は「接種のリスクが利点を若干上回る」として他社製のワクチンを用いると発表した。
ワクチンの副作用による死者として初めて公表されたのが、アストラゼネカ社製ワクチンを接種した18日後に脳血栓により死亡したニール・アスルスさん(59歳)だ。
ニールさんの兄弟で、ハダーズフィールド大学薬学部長のアリソン・アスルスさんは、BBC とデイリーテレグラフ紙を通して、「(ニールさんは)極度に運が悪かった」と述べ、「命を守るためにワクチンを受けるように」と呼びかけている。

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10日にはイギリス全国で58万6339人が接種を受け、特に2回目の接種を受けた人は過去最高の47万5230人を記録した。
これまでに700万人あまりが2回の接種を完了したことになる。
一方、コロナウイルス陽性となってから28日以内に死亡した人の数は7人で、2020年9月以来の水準にまで低下している。
ロンドン大学ユニバーシティーカレッジのクリスティーナ・パジェル教授は4月9日にツイッターで、コロナウイルス陽性の入院患者について2月末以降は65歳以上の高齢者よりも50歳未満(ワクチン接種を受けていない年代)が上回る逆転現象が見られること、1月以来感染率の低下よりも急速に死亡率が低下していることについて、「ワクチン接種の効果を示す朗報」と評価している。
公衆衛生庁(PHE)の推計によると、ワクチン接種によりこれまでに1万人の命が救われた。

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ボリス・ジョンソン首相は経済復興に向けて、自らもパブのビアガーデンを訪れて乾杯する意向を示していたが、フィリップ殿下の逝去を受けて中止した。
フィリップ殿下の逝去を受けて、バッキンガム宮殿は人々に宮殿前に来ないように呼びかけているが、実際には献花に訪れる人が後を絶たない。
宮殿はインターネットでの弔辞の記帳を受け付け、人々に献花ではなくチャリティーへの募金をするよう呼びかけている。
葬儀は規制に基づき30人の参列者のみで行われ、できるだけ多くの親族が参列できるようにジョンソン首相は参列しない。
テレビ中継は行われる予定だ。(清)

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