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パリ最新情報「パリ五輪開会式、事前に立ち入りが制限されるMAPと地域まとめ」 Posted on 2024/04/11 Design Stories  

 
セーヌ川で行われるパリ・オリンピック開会式に向けて、大規模なセキュリティ対策が取られることが4月9日、明らかになった。
内容は、開会式(7月26日)の一週間前から、パリ中心部に「SILT(シルト)」と呼ばれる入場制限地区が設定されるというもの。
従って、制限区域内に立ち入るためには住民も就労者も通行人も、あらかじめダウンロードしたQRコードと身分証明書の提示が必要となる。
 

パリ最新情報「パリ五輪開会式、事前に立ち入りが制限されるMAPと地域まとめ」

※グレーゾーン:SILT(反テロ地区)、立ち入るには証明書が必要。レッドゾーン:一般車両通行止め。これらのゾーンは開会式の一週間前から設置される。Source : Préfecture de Paris



 
今回設定される「SILT(シルト)」区域内には、エッフェル塔やルーブル美術館、ノートルダム大聖堂のあるシテ島など、パリを代表するモニュメントが含まれている。
この「SILT(シルト)」区域内に入るためには、各自が専用のウェブサイト(5月10日開設)で登録を済ませた上で、ダウンロードしたQRコードを身分証とともに提示しなければならない。
なおこれは、住民や就労者に限らず、区域内アパートへの招待客、消費者、通行人などすべての人に適用されるということだ。
さらに「SILT(シルト)」区域内では約4万5000人の治安部隊が配備され、場合によっては警察官によるボディチェックも行われる予定だという。
 

パリ最新情報「パリ五輪開会式、事前に立ち入りが制限されるMAPと地域まとめ」



 
仏紙ル・パリジャンは、これにより数万人かそれ以上の人々に影響が出ると指摘している。
しかし一部では例外もある。「SILT(シルト)」区域内に含まれるルーブル美術館やアラブ世界研究所、オーステルリッツ駅の利用者は、切符か入場券(プラス身分証)の提示により、専用入口から入場できるという。
五輪開会式のチケットを持っている人も同様で、その場合はチケットの提示でQRコードによる入場制限が免除される。
いずれにしろ開会式の一週間前、7月19日からはパリ中心部で大規模なセキュリティ体制が敷かれることになるので、滞在する予定のある方はパリ市公式HP(https://www.paris.fr/)をチェックするなどして、情報に十分気をつけたい。

入場制限地区「SILT(シルト)」の設定については、テロ対策および、危険人物が区域内にアクセスできないようにすることが目的だ。
これについては賛同する人がいる一方で、「ロックダウンを思い出させる」「広すぎる」「パリ市民のためのオリンピックではない」とする否定派もかなりいる。
オリンピック・パラリンピックを合わせれば開催期間が9月8日までとなるため、期間中はパリを離れるという住民も少なくない。
 

パリ最新情報「パリ五輪開会式、事前に立ち入りが制限されるMAPと地域まとめ」

※スケートボードなど4種目の競技会場になるコンコルド広場。



 
実際に、大会期間中はエッフェル塔、グラン・パレ、コンコルド広場、アレクサンドル3世橋付近など、パリ中心部の多くに仮設競技場が設置される。
開会式が終わっても、これらの会場付近では引き続き車両が通行止めとなるので注意が必要だ。簡易的だがそれらのMAPを掲載した。
 

パリ最新情報「パリ五輪開会式、事前に立ち入りが制限されるMAPと地域まとめ」

※濃いグレーゾーン:競技会場。チケットなしでは入場できない。レッドゾーン:一般車両通行止め。ブルーゾーン:交通規制あり。9月8日まで
Source : Préfecture de Police

 
モスクワの銃乱射事件を受けて、フランス政府は今、国内のテロ警戒水準を最高レベルに引き上げている。
よってパリ五輪開会式も安全対策が最優先だと言われているのだが、今回発表された内容は現地パリ市民も驚くほど大規模なものとなった。(大)
 

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