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毎日が勝負飯「石焼きビビンバ」 Posted on 2026/05/19 辻 仁成 作家 パリ

おつかれさまです。
大仕事がひと段落をしたので、今日はのどかに、生活しております。
お腹がすいたので、一人ビビンバを作って食べました。
写真を撮る予定がなかったのですが、一応、軽く、ぱしゃ。
一人用、ココット鍋を使うと、なんちゃって石焼ビビンバが出来ます。
残った野菜は、ナムル、ですから、晩酌のお相手に最適ですな。

知り合いの韓国人のマダムにご家庭で使える石焼鍋をもらったんですが、一人だとちょっと大きすぎるので、小さ目なココットがちょうどいいです。
そこで、いろいろと研究を重ねて鋳物ホーロー鍋で作る方法に辿り着いたわけです。鋳物ホーロー鍋といえば、ストーブとかル・クルーゼが有名ですね。ストーブは料理人に愛される鋳物ホーロー鍋、もう少し一般的なのがル・クルーゼになるかと思います。まちがえていたら、すいません。

毎日が勝負飯「石焼きビビンバ」

毎日が勝負飯「石焼きビビンバ」

ということで、
今回は、ちょっと前に仲間をあつめてやりましたアジア飯大会から、笑、4人分のココットビビンバを作ったことを思い出しましたので、その作り方をここに再現し、一緒におさらいしてみたいと思います。

ま、まずは材料から、・・・。

ご飯2合
もやし 200g
ズッキーニ 1本
ほうれん草 1束
人参 1本
長ネギ 1/2本
牛肉薄切り 300g
玉ねぎ1個
卵 人数分

毎日が勝負飯「石焼きビビンバ」



もやしはさっと茹で、よく絞って水気をしっかりととっておきます。ごま油大さじ1、醤油小さじ1、砂糖小さじ1/3、鶏がらスープの素小さじ半、おろしにんにく小さじ1/3、すりごま小さじ1を加え、よく混ぜて、塩胡椒で味を整えておきます。
ズッキーニは薄切りにし、さっと茹でてよく絞り、水気を切りましょう。とにかく水気をとることが重要。ごま油小さじ2、醤油小さじ1、塩胡椒で味付けしておきます。
ほうれん草は茹でて、お浸しのように切っておく。ごま油大さじ1、2倍濃縮つゆ小さじ1、すりごま小さじ1で味付けます。ぼくのビビンバはどっちかという和風。ほうれん草のお浸しをイメージして作るといい感じ。
人参は千切りにし、塩をして10分ほど置き、こちらもよく絞っておきます。酢大さじ1半、砂糖大匙半、塩ひとつまみで味付けます。
長ネギは白髪ネギにし、水にさらしてから、水気をしっかり切ってください。ごま油小さじ2、塩、豆板醤少々で味付けます。
牛肉は塩胡椒して、くし切りにした玉ねぎとフライパンで炒め、最後に焼肉のたれをかけて味付けしておいて。(焼肉のたれ:醤油大さじ2、砂糖大さじ1、ごま油小さじ半、おろしニンニク、ショウガ各小さじ1/2を混ぜたもの)

毎日が勝負飯「石焼きビビンバ」



さて、ここからがポイントなのですが・・・。
ル・クルーゼなどのココット(鋳物ホーロー鍋)にごま油をひき、弱火で熱しながら、炊きあがった白ごはんを詰めていく。その上に各ナムルを並べ、焼肉を乗せ、最後に目玉焼きを載せる。で、ここが唯一のポイントなんですが、最後におこげを作るために一瞬、強火にしないとなりません。10秒くらいでいいんですが、この10秒が、けっこう、難しく・・・。強火で10秒くらいすると米がパチパチと爆ぜる音をたてはじめるので、耳を澄ませ、米のおこげ状態がイメージ出来たら、すばやく、火を止める。(ストーブやル・クルーゼは焦がし過ぎると取れなくなるので絶対やり過ぎないこと) 鋳物ホーロー鍋が無い場合、焦がすのが心配な場合は、蓋付きの分厚いフライパン(分厚いのが重要)などが便利かもしれません。熱が冷めにくいものであればオッケー。好みでコチュジャンを加え、よく混ぜて、食べてみて、絶品、「自宅で石焼きビビンバ」の完成となります。ボナペティ!

毎日が勝負飯「石焼きビビンバ」

たまりませんねー、美味しそう。ぜひ、やってみてください。

毎日が勝負飯「石焼きビビンバ」

毎日が勝負飯「石焼きビビンバ」

近況のようなもの。
なんかですね。新曲、数えたら、8曲くらいあったんです。それも、どれも、なかなかいい出来栄えでした。さ、どうなるんでしょうね。ふふふ。
アートフェアにむけて、制作がスタートしています。今回は明るいアブストラクトです。
学生たちがいなくなり、静かな生活に戻っています。三四郎とこれから海にボール遊びしに行きます。自然は素晴らしいですよ。
今日は、そうだ、TPAがあり、イラストレーションの先生の授業を眺めて午後は過ごしました。生徒さんがいきいきされています。

8月5日から、いよいよ、日本で個展がスタートします。三越日本橋本店、特選画廊で、11日まで。63点。
10月22日から、コンコルド広場のアートフェアに参加。15点くらい。
11月5日からリヨンで個展です。45点程度、詳しくはまた、のちほど。

毎日が勝負飯「石焼きビビンバ」

辻仁成 Art Gallery
帝京×パリ・オンラインアートカレッジ

毎日が勝負飯「石焼きビビンバ」

自分流×帝京大学

Posted by 辻 仁成

辻 仁成

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Hitonari Tsuji
作家、画家、旅人。パリ在住。パリで毎年個展開催中。1997年には「海峡の光」で芥川賞を受賞。1999年に「白仏」でフランスの代表的な文学賞「フェミナ賞・外国小説賞」を日本人として唯一受賞。愛犬の名前は、三四郎。