PANORAMA STORIES
毎日が勝負飯、「棒棒鶏」 Posted on 2026/04/23 辻 仁成 作家 パリ
おつかれさまです。
去年の暮れに軽井沢でライブをやったんですが、紅葉の美しい季節でして、落ち葉を拾ってノートに挟んでいたんです。昔から、旅先で水彩画描くのが趣味でして、そのノートにもいろいろと描いていたんですが、なぜか、本棚にしまってまして、忘れていて、発見してひっぱりだして、開いたら、たくさんの忘れ落ち葉が出て来て、ノルマンディがいきなり軽井沢になった、というお話です。
押し花っていうんですかね、いいですよね。


さて、今日は、「バンバンジー」を作りましょうね。
これ、何がいいかって、ヘルシーなのに、美味しい、ということです。
ソースもおいしんですが、ぼくはごま油ちょっと、フラードセル(塩の華)をちょっとかけて食べるのも好きです。そうなると、バンバンジーじゃなくて、蒸し鳥に過ぎませんが、美味しければなんでもいいですよね。
さっそく、作りましょう!!!

「目安レシピ」
☆
前日に鶏むね肉に砂糖と塩をまぶし、酒をふって、ジップロックでつけておく。
お鍋に湯を沸かし、ネギの青い部分、生姜薄切りを数枚入れて、沸騰したら鶏肉を入れる。お湯が再度沸騰してきたらそこから5分茹で、火を止めと鍋に蓋をして冷めるまで放置。
☆
ソースは、ねりごま大2、酢大2、醤油大2、砂糖大1を混ぜ、鶏肉の茹で汁で伸ばし、好みのテクスチャーと味にしてください。長ネギのみじん切りと生姜のみじん切りも加えて。
☆
きゅうりやレタスを切って皿に盛り、鶏肉を割いてのせる。ソースをかけ、ごま油と塩もお好みで。




さて、今日も作品の梱包やりました。第一便(8枚)は今頃、パリに向かっていると思いますが、第二便は15枚もありまして、巨大になりました。
予定していた美大生がキャンセルになったので、今回は、たった一人で全部やります。パリスタッフもいません。
こんなにでかい梱包をやるので、身体中が痛いです。
しかも、午前中、昼を挟んで、午後もやって、やっと完成・・・。のこり、あと、3便、あります。62作品ですからね・・・。
この規模の展覧会はもうできませんね・・・。くたくたです。笑。

※ なんか、シュールな立体作品のような感じですが、これ、ものすごく計算されているんです。運送会社さんはこれをコンテナにいれて運ぶので、倒れたりするし、天地さかさまになることもあるでしょうから、どう置かれてもちゃんとまっすぐに立つよう調整されています。
地面に対して90度に直立する巨大な箱ですな。
これを、フィルムでぐるぐるに包んで最後に、フラジャイルのシールでぐるぐると巻いて固定して、完成、となります。
でかい・・・。疲れた。ばんばんじー。


近況のようなもの。
そうですね。最近は、人ともあまり会わないので、枯山水のような感じです。一時期は、マダムと間違えられることが多かったですが、なぜでしょうね、最近はみんなにムッシュと言われるようになりました。オスのフェロモンがあふれ出しているのかもしれません。やばいですねー。自分で気づいてないけれど、野獣のようなオーラが出ているのかもしれないです。ふふふ。
8月5日から、三越日本橋本店で個展、10月22日からコンコルド広場のモダンアートフェアに参加、15点くらい出します。11月5日からリヨンで個展、3週間ほどやるよー。おたのしみに。
えいえいおー。


Posted by 辻 仁成
辻 仁成
▷記事一覧Hitonari Tsuji
作家、画家、旅人。パリ在住。パリで毎年個展開催中。1997年には「海峡の光」で芥川賞を受賞。1999年に「白仏」でフランスの代表的な文学賞「フェミナ賞・外国小説賞」を日本人として唯一受賞。愛犬の名前は、三四郎。



