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自分流塾「人生は楽しめ。ぼくは今日も一人作戦会議開催中。議長辻仁成が語る」 Posted on 2021/06/01   

某月某日、肩の荷が下りたぼくは今、これから自分がどう進んでいくのかを考えている。
ぼくは大きな仕事が終わるとすぐに次の自分を考えるようにしている。
ぼくにとって還暦ライブというのはミュージシャンとして大事な通過点だった。
それが形はどうであれやり遂げることが出来たので、今、ぼくは頭を切り替えた。速。
いつもそうだけど、ぼくは次を考えるのが大好きなのだ。
ある程度、今回、納得した達成感が得られたので、さあ、次はどうするか、と今、ぼくは一人作戦会議中なのである。
人生は「一人作戦会議」の連続なのだ。(皆さんもやってみて! 考えがまとまります)

自分流塾「人生は楽しめ。ぼくは今日も一人作戦会議開催中。議長辻仁成が語る」



ぼくは表現者なので、辻仁成という作品が完成するのはぼくが死ぬ時なので、そこまで固定作品(楽曲とか映画とか小説とか)と流動作品(生きてるぼくのことね、笑)の二つを回し続けていきたい。
固定作品もとっても重要だが、流動作品である生身のぼくがどう生きるか、というのも、ぼくの「芸術活動」の一貫なのである。
え? 何が、どこが芸術?とバカにされるかもしれないけど、20年後、きっとぼくがやり続けたことは誰もやったことのない世界を作り上げているはずで、笑、その時にならないと完成系をお見せできないのが超残念。残念って、ぼくは死んでるからね・・・えへへ。
でも、ファンの方々はきっとその老いてこそますます変人な辻が面白い新世界を作り出す様子に、微笑みを誘われること、請け合い。笑。
ライブだったり、料理だったり、子育てだったり、哲学だったり、全部、ぼくの「アート」なのだよ。つまり、そういう気持ちで生きている。
ぼく自体がいつか作品になれればいいなぁ、と思っている。マジです。

自分流塾「人生は楽しめ。ぼくは今日も一人作戦会議開催中。議長辻仁成が語る」



で、セーヌ川クルーズ&ライブはその無形文化財的な一つの形で、そういうものはやり続けることにしている。
ここからが勝負だなぁ、と思っている。マジです。
でも、人間は、あんたあほちゃうか、若くもないのに、と言うだろう。実際、みんなが言う。セーヌ川ライブもみんなに無理って言われた、最初。
でも、それはやらない人にはわからない。やってみないと何がアートかもわからないでしょう。
でも、固定作品と流動作品の両方がリンクする形で、表現が続けられると前代未聞が生まれるかもしれないなぁ、と今、一人会議中の議長辻仁成はくすくすと微笑みながら、納得しているのである。
こういう瞬間が人間ってのは面白いね。
人間が自由であることを心のそこから発揮することが出来る時、ぼくは人間におけるあらゆる可能性が開かれるのだと思う。自己否定はいらない。能天気な自己肯定で生きよう。

自分流塾「人生は楽しめ。ぼくは今日も一人作戦会議開催中。議長辻仁成が語る」



で、ライブが終わった後、その夜に、ぼくはすぐに文芸春秋社の大川さんにこういう主旨のメールを打った。
「ずっと保留中だった、大川さんとの仕事。ほっとくと、次々気楽な仕事が入ってきて、先延ばしになります。ライブが終わったのでここからぼくは集中して小説に向かいたい。大川さんと最後の大仕事をしたい。自分の存在意義をきちんと残せる文学を大川さんとやりたい。なので、締め切りをください。停止したままになっているあの作品を終わらせます。七月の終わりを締め切りさせてください。よろしくお願いいたします」
そしたら、すぐに、珍しく返事が戻ってきた。
「いいですね。七月末だと短いから、八月の頭を締め切りにしましょう」
文芸春秋社はやはり文学においてもっとも大事な出版社だ。
長年、ぼくの担当をしてくれた大川さんもそろそろ定年が近いだろうから、彼が現役のうちに、ぼくが元気なうちに、新しい作品を出したい、と、今はそこへ気持ちが向かいつつある。
こうやって、ぼくの作戦会議は今日も無事に終了となった。さて、昼飯(流動作品)を作るとするか!!! 人間はみんなアーティスト by父ちゃん。

自分流×帝京大学

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