PANORAMA STORIES
毎日が勝負飯、「キッチンのマルシェのあいだ」 Posted on 2026/03/15 辻 仁成 作家 パリ
おつかれさまです。
今日、新刊「キッチンとマルシェのあいだ」の見本が出来てきたんです。
自画像(似てない)が表紙って、照れますね。(ラーメン博物館のテーブルクロス? にこの絵が使われるかもしれません。裏情報、笑)
このエッセイは、渡仏25年の筆者が、シングルファザーをやりながらも、欧州の食文化について、とくに、マルシェと自宅のキッチンを往復する日々の中から、生まれた料理哲学(?)本なんです。(レシピ本ではありません)なんだろう、美味しいと思ったものをマルシェで見つけて、そこから、欧州全体を旅しつつ、その食文化を学び、料理とは何かを一生懸命書いたエッセイ集でして、あの料理雑誌「ダンチュー」の巻頭エッセイを5年もやらせてもらったその5年間分の集積という、すさまじいエッセイ集なのであります。とはいえ、食の蘊蓄集ではなく、パリで暮らした一人のおやじが、マルシェに通いながら、美味しいを発見していくという物語でして、うるわしくも美味しい、です。あはは。

※ 3月18日に書店にならびます。光文社刊ですね。光文社さんがめっちゃ張り切っているんです。(あと、ラー博の会場でも、当日、30日、券売機でこれを買うことが出来まして、ぼくが新横浜に辿り着けるようなら、料理の準備と並行して、サインをしておきます。何冊サイン出来るか、なんとも分からないので、店員さんにご確認ください)
ということで、フランスで暮らしだして25年ですが、いろいろとありました。
息子くんはアルバイトしながら、大学に通っています。よく会いますが、大きいですよ。大きな会社でスタージュをするようで、はりきっています。息子を育てられたのも、マルシェのおかげなんですよね。
マルシェで安く、新鮮な食材を買うことが出来たので、金銭的にもかなり助かりました。質を落とせないじゃないですか、お金がない時でも、笑。そういう時、マルシェに行くと、けっこう、安くすごくいい食材が手に入るんです。フランスに旅行に行くなら、ぜひ、マルシェ物色旅にしてください。

※日本で買った長崎カタメン、期限過ぎてましたが、大丈夫でした。美味しかったです。さすがに、こういうものは、フランスでは買えません。

※牛豚合挽肉って、フランスにはなかったんですよ。最近、カルフールマーケットで買うことが出来るようになりました。きっと、日本人の影響だと思います。やっと、牛豚合挽肉で作るハンバーグがおいしいことに、気づいたんですね、フランス人の皆さま。あはは。

※チンジャオロンスー食べたくなり、作りました。町中華の味でした。
ということで、今日は、「キッチンとマルシェのあいだ」発売を記念して、大好物の蕎麦をつかった「超手抜き蕎麦サラダ」作りました。なんと、「サクサク、しょうゆ、アーモンド」なる、最近はやりのザクザク系のラー油のようなものですが、アーモンドがめっちゃいいんですよ。これも、日本から持ちかえったもので、もしかすると、頂きものかもしれませんが、次回の日本でも買いたいと思っています。
蕎麦に、柚子胡椒味のダシ(適当に作った)をかけて、クレソンのサラダを載せ、その上に、この「サクサク、しょうゆ、アーモンド」をぶっかけ、焼いたチキン、酢漬けのキャベツ、八重樫さんから貰った茄子の酢漬け、など、添えて、食べたんですが、もー、めっさ美味しかったです。今日も、これから、もう一度作って食べる予定です。笑。




右のお方は、一風堂の河原社長です。
父ちゃん作「天下無双のポルケッターメン」のチケット発売されまして、あと、150食くらいだそうですよー。開始五分で70食出たって聞いて、逃げ出したくなりました。今更ですが、美味しいです、(*`艸´)ウシシシ。炙りポルケッタ―ハンもサイドディッシュでございます。笑。父ちゃんがここ数か月、開発苦心した新型欧風ラーメン一号ですので、新横浜のラーメン博物館で開催される「対麺」イベントでご試食できますので、よろしくお願いします。下の写真は100杯限定の、ポルケッタ―ハンです。作るのは、一風堂の中心メンバーですから、ご安心を・・・汗。チケットはこちらから、どうぞ。
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https://livepocket.jp/e/qavpx

Posted by 辻 仁成
辻 仁成
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作家、画家、旅人。パリ在住。パリで毎年個展開催中。1997年には「海峡の光」で芥川賞を受賞。1999年に「白仏」でフランスの代表的な文学賞「フェミナ賞・外国小説賞」を日本人として唯一受賞。愛犬の名前は、三四郎。

