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家庭フレンチの定番を「ムール・フリットを求めて」 Posted on 2020/06/23 セギュール ちえみ(DS編集部) 料理好き パリ

ムール・フリットとは、ムール貝の白ワイン蒸しとフライドポテトの組み合わせ。フランスでもノルマンディーなどの海辺の街に行くと黒いバケツを一つずつ抱えて食事をしている人々の姿が目につきます。ムールには定番のマリニエール(塩バターとエシャロットが入った白ワイン蒸し)やそれにクリームが加わったクレーム、カマンベール、カレー、プロヴァンス風など様々なアレンジがありますが、おすすめはやっぱり一番シンプルなマリニエール。ひとり1ℓほどのムール貝が鍋のまま、小さなお皿にのったフライドポテトと一緒に運ばれてくると、それだけでワクワクしてしまいます。

家庭フレンチの定番を「ムール・フリットを求めて」




まず、ムールを一つ食べ、食べ終わった殻をピンセットのようにして残りのムールをひたすら食べる・・・。鍋の底までムールしかないので、クリームなどの濃い味のものより、シンプルな味の方が飽きずに食べられるのです。

家庭フレンチの定番を「ムール・フリットを求めて」

さて、このムール・フリットですが、フランスにはムール・フリット専門のLéon de Bruxellesというチェーン店があります。パリではここでしかムール・フリットが食べられないので、観光客にもパリっ子にもけっこう人気。だけど、このお店の名前にもあるように、ムール・フリットはフランスではなく、ベルギー発祥の料理なのです。Léon de Bruxellesはベルギー・ブリュッセルで1893年から続くChez Léonの家族が独立して作ったチェーン店。本家本元のChez Léonも観光ガイドには必ず載っているポピュラーなレストランですが、100年以上地元の人に愛され続ける老舗レストランなだけあり、ムール・フリットにも貫禄を感じました。ムールはプリプリで旨味たっぷり。フリットのお代わりもできます。ムール・フリットにキンキンに冷えたベルギービール。最高です!

家庭フレンチの定番を「ムール・フリットを求めて」



Posted by セギュール ちえみ(DS編集部)

セギュール ちえみ(DS編集部)

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パリ在住の料理好き。特にトラディショナルな料理に魅力を感じている。