自分流・日々のことば

日々のことば「数」 Posted on 2026/05/19 辻 仁成 作家 パリ

おつかれさまです。
毎日がものすごい勢いで流れて行きますよね。
追いつかないくらいの速度で、流れるので、中心がぶれそうになります。朝起きて、一日をいい方向に持ちあげるために、いろいろなことをやるんですけれど、そんな中でも、必ずやること・・・。
気が付くとやっているのが、数をかぞえる、ことなんです。
階段を上る時には、1,2,3,4,5,6,7,という風に数えております。そして、三四郎と散歩に出た時かにも、さんちゃんがおしっこをする時なんかに、1,2,3,4,5,6,7、と数えています。笑。
スクワットをする時も、97,98,99,100という風に数えます。必ず、1からはじまり、ある数字まで続くんですが、この数字が増えていくことがとっても大事で、スクワットなんかは、30回くらいですでに太腿が痛いんですが、数えることで、それを中和させることが出来るというか、まだまだ、先は長い、と自覚も出来ます。
80を超えるくらいになると、100が見えてくるので、痛い太腿も大丈夫な感じになって、不思議なことに気力があがります。そして、100を達成した時に、よっしゃー、となり、自然、運気がアップするというわけです。えへへ。
三四郎のおしっこも、1,2,3,4,5,6,7,・・・20秒級だったりすると、よし、と草原に向かって、気合を入れるんですが、面白いですな。あはは。
このように数をかぞえることで、毎日を丁寧に整えているというわけです。

日々のことば「数」



お風呂に入っている時は、ゆっくりと数を数えます。別にこればかりは数が大きければいいわけじゃないんですが、落ち着くんですよね。1からはじまり、100くらいまで数えたら、充実感が湧きますので、風呂上りは、ビールですかね。とかく急ぎがちなことをやっている時に、自分を焦らせないために、数を数えます。1,2,3,4,5,6,7,・・・。
ペースを作るというか、歩きながらも時々、数えています。なにより、寝る時が役に立ちます。羊が一匹、じゃないんですが、ゆっくりと、数字を数えますが、1,じゃなく、いーーーーーーーーーーーーーーち、という感じ。途中で、眠くなりますので、効果があるんじゃないでしょうか。
このように、文系の父ちゃんですが、数字は人生を整頓してくれるから、好きです。ま、なんというんですかね、自分を自分で導くとでもいうのか、整えるために、数を数えているようなところはあるでしょうね。

英語のことわざで好きなことばがあるんですが、
“Heaven helps those who help themselves.”
というもので、天は自ら助くる者を助く、と日本では訳されてますね。
要は、一生懸命努力したものは、それだけの成果が出る、ということかな、と思います。当たり前のことなんですが、こう書かれると、そうかな、と思いますわな。笑。
数をかぞえるだけで、ある種の達成感、出ませんか? ぼくは出ますよ。
1,2,3,4,5,6,7,・・・なんだか、ニコニコしませんか? 今度、近くを散歩する時に、心の中で唱えてみてください。
信じる者は救われる。
不思議な魔法がかかりますよー。
えいえいおー。

日々のことば「数」



自分流×帝京大学

日々のことば「数」

近況のようなもの。

8月5日から、三越日本橋本店、特選画廊で、11日まで個展。63点。
10月22日から、コンコルド広場のアートフェアに参加。15点くらい。
11月5日からリヨンで個展です。45点程度、詳しくはまた、のちほど。



帝京×パリ・オンラインアートカレッジ

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辻 仁成

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Hitonari Tsuji
作家、画家、旅人。パリ在住。パリで毎年個展開催中。1997年には「海峡の光」で芥川賞を受賞。1999年に「白仏」でフランスの代表的な文学賞「フェミナ賞・外国小説賞」を日本人として唯一受賞。愛犬の名前は、三四郎。